6月 142019
参照 RFC7230 5.3
- HTTP リクエストメッセージのリクエストラインは、
method request-target HTTP-version
で構成されるGET / HTTP/1.1
- この内の request-target にはいくつかの形式が存在する
型式名 | 例 | 用途 |
---|---|---|
origin-form | GET /where?q=now HTTP/1.1 |
最もよくある形式 |
absolute-form | GET http://www.example.org/pub/WWW/TheProject.html HTTP/1.1 |
プロキシ向けリクエストはこの形式でなければならない |
authority-form | CONNECT www.example.com:80 HTTP/1.1 |
CONNECT メソッドでは必須。CONNECT メソッド限定。 |
asterisk-form | OPTIONS * HTTP/1.1 |
OPTIONS メソッドでは必須。OPTIONS メソッド限定。リソースのワイルドカード的に用いられる。 |
このうち、absolute-form は原則プロキシ向けのリクエストにのみ用いられるが、サーバーは absolute-form を受容可能でなければならない。
理由は将来の HTTP バージョンでは全て absolute-form への移行を可能にするためとされている。
実際に HTTP/2 では、リクエストラインに相当する機能は擬似ヘッダーフィールドに変更されているものの、absolute-form に相当するだけの情報を持つようになっている。
しかし実際に absolute-form を送信すると正しく動作しないサーバーが非常に多い。
恐らくはリバースプロキシでのリライトルールあたりとの相性が悪いせいではないかと考えられる。