6月 142019
HTTP フォワードプロキシが介在する場合、単に通信を中継するだけでなく通信される内容も変化する。
もちろんプロキシの機能として HTTP メッセージの改変が行われる場合はあるが、それ以外の場合でも変化する部分はある。
- request-target の形式
- クライアントが送信するリクエストラインが変更される
- サーバー直アクセス:
GET /hoge HTTP/1.1
- プロキシ経由アクセス:
GET http://example.com/hoge HTTP/1.1
- Transfer Codings の変更
- chunked から Content-Length 形式に変更される、圧縮が解除されるといったことはあり得る
- HTTP コネクションの持続的接続の有無
- client-proxy 間と proxy-server 間では TCP コネクションの持続方法が異なる場合がある
いずれも HTTP の意味論的な変更ではなく、通信上の都合により変更が許されている部分である。