12月 062017
 
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友人の黒澤さんが、どうしても自分好みの夕張抱き枕カバーを作りたいということで製作した抱き枕カバーの色校正です。
コミックマーケット 93 で頒布される他、BOOTH 等での通販があるようですよ。

完成品ではなく色校正なので、実際とは仕上がりが違う部分があるとは思いますが、調整結果としてはこれが最終品となるはずです。
スケジュールの都合上、作家さんに見てもらう暇はなかったようなので、完璧なものとまでは行かないようですが……
(私も色校正作業には都合がつかず参加してません)

詳細:

生地はしろもうふさんの白桜ですね。
現行では最もバランスの良い生地かなと考えてます。

構図に関しては特にまずい点もなく、概ねよく出来ていると思います。

下乳からお腹にかけてはなかなか見ごたえが。

指輪つけるか悩んだりしてたようですが、その辺の細かい話はおまけ本に書いてあるに違いない。多分。。

眠っている抱き枕カバーは非常に少なく、大変貴重です。

抱き枕は一緒に寝るものなので、眠っている絵は非常にマッチするのですが、絵として寂しいのか何故か人気がなく……もっと理解が広まってほしい限り。

拡大


正直描き方的にはあまり抱き枕向きではなく、特に線が荒々しい部分がある点は気になります。
イラストとして見た場合は良いのですが、抱き枕は至近でかつ部分的に見るものなので、細部に現実感がない部分があるとどうしても違和感として現れてきます。
線の切れ目や飛び出しと行った部分ですね。
この辺は作家さんとの相性の問題もあると思うので、ある程度は仕方なさそうですが。。

※逆に全体のバランスは比較的どうでもよく、例えば頭身なんかはリアルである必要は全くありません。
頭身バランスで言うと最も重要なのは頭のサイズが現実的である点であり、全体像を見た場合の頭身が必ずしも設定等と一致している必要はないのです。
そんな部分はベッドでは分かりませんから。
抱き枕カバーは 160cm が主流であるため、余白を考えるとどうしても身長は圧縮せざるをえない場合が多いわけですが、上記のような理由からその辺のバランスはいじってしまっても問題ないと考えています。

色については、影の部分を中心にややマゼンタが強く出てしまっています。
もしかしたらワークフロー上の問題もあった可能性が。(原稿を見ると色々想像できますが確信が持てない)

暗い部分はいつも通りそれなりによく出ているかと。

寝顔素晴らしい。
こっそりキスしたくなるような口元も良いですね。

なんとなく全体的に色が濃い部分にうっすらノイズが乗ってるような感じがしているのが微妙に気になりますが謎です……
そこまで大した問題ではありませんが。。

肌のハイライト寄りの部分はやや黄色~緑っぽく感じます。
肌色を自然に見せるのは難しいですね。

余白とか顔サイズとか

線は縫製のラインのようです。
若干余白広めな気もしますが、まぁ許容範囲でしょうか。
手を上に上げてるとどうしても……

こちらの余白は問題なく。
顔サイズは 22~23cm なので、やや小顔ですがちょうど良い範囲でしょう。

本体に合わせるとこんな感じ。

問題なさそうです。

in 布団イメージ。

やはり眠っている添い寝枕は素晴らしいものです。。

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